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緊急転院 2006-02-18 [出産]

前回の出産物語からの続き・・・

2月18日 AM7:30
無事な出産を喜んでいたところ、しばらくすると別の先生が私たちのところにやってきた。
先生 「ご出産おめでとうございます。 ただ少し問題がありまして・・・。」 少し問題とはなんだろうと空気が一変した。
先生はおもむろに子供のお尻を見せながら
「お尻の穴が開いてないんですよ。」
私達は「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
そして「どういうことですか?」というのがやっとだった。
お尻にはしわらしきものがあるのに穴が空いていない・・・。

先生の話しによると先天性の病気で症状は軽い場合もあれば重い場合もあるという。調べてみないと、詳しい状況はわからないという。少なくとも、うちの病院ではできないので大きな病院に転院しないといけない。赤ちゃんにとっては、便の出口がない状態なので今すぐではないが、一両日中には何らかの手術はしないといけないだろうとの事だった。

これだけ説明を聞いても、まだ私の頭の中は真っ白だった。

その時の妻は冷静に事実の把握に精一杯で、冷静に先生の話を聞いていた。
この時は気に掛ける事もできなかったが、出産での疲れと喜びの後のこの事実を聞き
私以上に大きなショックを受けていた。

AM9:00 転院先の大学病院が決まり、早速、緊急転院することとなった。
移動型保育器に入ったまま、救急車で移動する。
私と義母が付き添いで同乗することになったが、出産直後の妻はもちろん
そのまま出産した病院での入院が続くのだ。
転院のため産まれたばかりの子供をエレベータに乗せる時、車椅子に乗せられた妻が一言
「元気に産んであげられなくてごめんね。」
と子供に声を掛けた。
ここで初めて妻は大粒の涙を流して泣いた。 

AM11:00
大学病院に着き、早速子供はNICUへ。簡単な検査が行われた。
そして大学病院の先生からの説明が始まった。

この鎖肛という病気は一般的に直腸が先天的に詰まってしまい肛門が塞がってしまっている。何処まで繋がっているかによって低位、中位、高位と分けられ、お尻のごく近くまで直腸が繋がっていれば低位ということになり、程度も軽くなる。本当にあと少しならお尻に穴を開けるだけで済むが、それ以外の場合、便が出ないと生死にかかわるので、おへその斜め下辺りに人工肛門を造る手術をします。人工肛門を付けた場合はそのまま子供の体力をつけるまで半年ほど様子を見て、それからお尻の穴を開け、人工肛門を閉じる手術をするというのです。そして、もうひとつ心配なのは、鎖肛の子はともすれば他の臓器や背骨などに同じように先天性の異常が見つかる事があるということでした。

いずれにしても、今日はまだ産まれて、5,6時間しか経っていないので、
明日の朝にレントゲンや血液検査した上で、治療方針の判断をする事になりました。

先生の話を聞いている間も、自分の子に起きている状況とは思えず、
坦々と話を聞いていました。
ただ、病院で1人で待つ妻にこの状況を説明しなければならないという重責を
果たすべく、理解するように努めてはいましたが、頭の中はパニックです。

急いで妻の待つ病院に戻り、鎖肛の病気についてや人工肛門の手術の可能性
についての状況を説明しました。
説明を聞いている間も妻は冷静で、人前で泣いている場合ではない、子供のために
今自分ができることを考えていました。

翌日の午前中に病院から連絡が来る予定になっていました。


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